サケ

サケ釣りはルアー単体だと難しい?攻略方法はあるけど・・・

どうも、ヨシヒコです。

 

昨年から本格的に始めたサケをルアー単体で攻略する試み!

オーソドックスなウキルアーシステムからエサを無くしたウキルアー。

タコベイトを無くしてウキのみを使うウキルアー。

 

そして、ウキも無くして本来のルアーフィッシング!

 

ここにたどり着くまでに数年を要して、カラフトマスのルアーフィッシングをそのまま持ち込んでも行ける!

と確信したシーズンもあったんだけど、本格的に始めた昨年からは思うような釣果を得られない・・・

 

なぜだ〜ってことで、

いろんな情報や実践結果から僕なりに結論がでたのでまとめ。

岸寄りしたサケは捕食しない

これはよく知られてることですが、基本的に遡上するサケ・マス類は岸寄りしてからは捕食しません。

理由は沖にいる段階で産卵に備えてたっぷりと栄養を蓄えてるからなんです。

河口周辺にいるのは遡上前に身体を慣らしている状態。

岸寄りしたタイミングでは消化器官が小さくなるので捕食しなくても平気でいられる。

なので、栄養を蓄えるための捕食はしないというのが一般的です。

サケの釣りでエサを使ってるのはなぜ?

でも、

でも、

「エサを使って釣れてる人がたくさんいるじゃないですか〜」

ってめちゃくちゃ思う。

サーモン科学館だったかな?

 

水槽でのエサやり実験をしたら、基本的に捕食しないと言われてるサケ・マスがサンマの切身には反応を示すとか。

他の切身は分からないけど、サケ・マスの釣りではソウダガツオやフクラギ、赤く染めた紅イカをエサにしてる人もいる。

聞いた話ではサンマをエサにするのは勿体ないから、外道で釣れたウグイやアメマスを塩や海老粉に漬けてエサにしてる人もいる。

 

ということは、切身などから出る匂いなどの成分によって、サケ・マスは捕食する場合があるという結果だと思います。

この特性を利用して釣るのが「ウキフカセ釣り」ということですね。

エサが無くても釣れる理由

遡上するために岸寄りしたサケ・マスは非常に気が立っている状態だと聞いたことがあります。

子孫繁栄のために天寿を全うする最後の大仕事ですからね。

人間の「命をかけて」という気構えと同じ状態。

 

そう捉えると、邪魔するやつを威嚇したり攻撃するのは当然のこと。

 

つまり、人間なら言葉や腕力で威嚇や攻撃ができるけど、魚は「口」や「身体」を使ってしかできない。

その特性があるから「ルアーに反応する」ということです。

なんでルアー単体だと釣れないの?

そう、コレなんですよ。

なんでルアー単体だと釣れないんだ〜って叫びたくなるほど釣れない。

 

これには難しい理由があるんです。

先ほども書いたように

「邪魔するやつを威嚇したり攻撃する」

という部分です。

 

「邪魔なやつを排除しようとする特性」ですね。

ウキルアーの最大のアドバンテージは、重いルアーを使っても

「一定のタナをキープできる」「スピードを自由に変えられる」

この2点です。

 

ルアーフィッシングは

「レンジ・アングル・スピード」

の3要素が非常に重要になってきます。

これは、他の釣りでも同じですね。

 

このうちの2つを簡単に設定できてしまうのが、ウキルアーシステムのメリットです。

 

このメリットが僕にとって楽しくない(汗)

だから純粋なルアーフィッシングにこだわって今回の記事になったんですが・・・

 

まぁその話は置いといて。

基本的に魚は上が見えるようになっているので、魚より下にルアーがあっても気づいてもらえません。

 

なので、ウキを使えば表層をリトリーブすることができるので、魚の視界にルアーの存在をアピールできる。

 

表層をリトリーブするだけならルアー単体でもできるでしょ?

って思われるかもしれないけど、もう一つ重要なのがスピードなんです。

 

岸寄りしたサケは川から流れ込んでる真水に身体を慣らしてる状態。

その理由からなのか、ゆっくりと群れで泳いでいるのをよく見かけます。

このスピードに合わせてリトリーブすると、ゴロタ場で遠浅の知床では軽量ルアーと言われる5g7gでも沈んでしまって根がかりが頻発してしまいます。

かと言って、表層だけを意識するとリトリーブのスピードが速くなり、サケの泳ぐスピードに合わすことができない。

 

時々リフトさせてやれば問題ないでしょ?

と思われるかもしれないけど、一定のレンジをキープさせる必要があるんです。

ウキを使うとこの2つの問題が簡単にクリアできてしまうところが、ウキルアーで釣れるポイントです。

サケのルアーフィッシングで抑えておくポイント!

サケの特性を利用して攻略するルアーフィッシングをまとめると、レンジとスピードの2点です。

サケは威嚇する必要があると認めたターゲットに口を使って攻撃します。

では、威嚇する必要があると感じさせるためにはどうしたら良いか?

 

目の前にユラユラとルアーを通過させる!

です。

人間の動作を例にすると、夏に多発する虫が頭部周辺をブンブン飛び回っていたら手で追い払おうとしますよね?

コレがサケにとって口を使う行為です。

 

また、虫が自分に飛んでくるかな〜と思っても、勝手に違うところに飛んでいったら、わざわざ手で追い払うことはしませんよね?

ましてイラつく虫ですから、自分から追いかけることもない。

 

だから、サケにとっても自ら泳ぐスピードより速いルアーは威嚇されてるわけじゃないので、追いかける必要がないわけです。

邪魔者を排除するという特性なので、わざわざ遠くにあるものを追いかけて攻撃する必要もない。

 

だから、泳いでるレンジ(水深)が同じ状態で、ルアーがユラユラと目の前を通過するなど、イライラさせる要因があると威嚇する必要があるけど、必要以上に上下に動いてるものは威嚇の対象というよりは避けようとする。

 

なので、一定のレンジを一定のスピードでリトリーブする。

 

そうやって、サケをイライラさせて威嚇する必要のある存在を演出する。

これがサケのルアーフィッシングで必要なこと。

 

これに捕食する可能性のあるエサをつけるとマジで最強!!

 

オーソドックスなウキルアーシステムは、サケの特性を最大限に引き出して釣り上げる、これ以上ないシステムなんですね。

恐るべし・・・。

ルアー単体での攻略は多くの条件が必要!

以上のように海でルアーのレンジとスピードを一定に保つには、波と潮の流れがポイントになります。

泳がす方向に逆らってくれるとルアーが浮いてくれるので、少しは攻略の目処が立つのですが、それが逆だと難しい。。。

 

過去にヒットしたパターンを分析すると、キャスト直後か2・3回リフトさせた時。

または、波打ち際でステイさせた(止めた)時。

 

あとは、波と潮の流れでゆっくりリトリーブできる時くらいです。

それをどうやって実現させるか?

 

テクニックと条件が重なり合わないと非常に難しい釣りですね。

 

まだ他にも釣れる条件釣れない条件はあるとは思いますが、僕なりの分析はこんな感じです。

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