どうも、ヨシヒコです。
モアザンブランジーノが発売されてから数年。
ずっと欲しいロッドだったけど、値段が・・・
でも、欲しいものには変わりない。
そんな時に出てしまったAGSシリーズ!!
高級ロッドに手を出すキッカケになってしまいました。
完全な一目惚れで、モアザンブランジーノAGS 97LMLを即購入。
その後も
少し硬めの97ML。
カラフトマス用に87LML。
日本海サクラマス用に115MH。
サブロッドにモアザンAGS109MML。
上3本がモアザンブランジーノAGSで、4本目がモアザンAGS。
それぞれ買い足していきましたが釣友に買ってもらったりして、手元に残っているのは最初に手にした97LMLのみです。
行き着くところは軽量ルアー軽量タックルで繊細な釣りをすること。
軽いので体への負担も少なくキャスト数も増えるし集中力も持続します。
ということで愛竿の97LMLのインプレでも今更ですがしてみます。
まずはメーカーの商品紹介。
「妥協を知らない。
真のランカーシーバス求道者に捧ぐ。
ダイワが独自に開発したAGS(エアガイドシステム)搭載の遠投性能に優れた軽量ロッド。従来のガイドシステムと比較して大幅な軽量化を実現し、さらなるロングキャストとアキュラシー向上に成功した。
そのブランクは9フィート7インチと思えない軽さとシャープさを実現し、類稀な操作性を有する。
ティップ部はLのしなやかさを持ちながら、バット部はMLのパワーを兼ね備え、大型シーバスにも余裕を持って対峙。
河口や足場の高い堤防からサーフまでもカバー。
8cm程度のミノーから14cmクラスのミノー、バイブレーションまで幅広く対応。」
というコンセプトで作られているロッドです。
スペック
標準全長 9’7”(ft.) (2.92m)
継数 2(本)
仕舞 150(cm)
標準自重 125(g)
先径 1.5(mm)
元径 11.9(mm)
ルアー重量 5〜28(g)
ライン 6〜16(lb.)
カーボン含有率 99(%)
となっています。
まずは何と言っても軽さです。
振り抜けが良いので他のロッドと比較して、ワンランク上のレングスと同じくらいの飛距離が出ます。(ルアー重量にもよりますが)
AGSガイドの恩恵はキャスト時のティップのブレが早くに収束すること。
そのお陰でラインがスムーズに放出されること。
そして、キャスト時のティップスピードが上がるので、軽量ルアーでも遠くへ飛ばすことが可能。(キャストの方法にもよります)
そして8ft感覚で細く感度も良く繊細な釣りが楽しめます。
また、ただ軽いだけではなく初代ブランジーノシリーズの中にフルムーンカスタムという名の仕様があったように、綺麗な弧を描いて曲げて獲るロッドというような感じです。
バットは強く作られているため大物がかかっても安心だし、ティップからベリーにかけてはしなりがあるため、大物でも暴れさせずにランディングすることができます。
(自分はサケ釣りにも使用する時あります)
ブランクスやガイドはガラスのような素材なので衝撃には弱いです。
石やコンクリートなどに倒れて当たるだけで破損の可能性があります。
不注意でロッドを折った経験がある人などは特に注意が必要かもしれません。
仲間でも4度ほど折ってしまったのを見聞きしています。
しかし、曲がりには相当強いロッドと言えます。
個人的には、ルアー重量が5g〜28gの仕様と成っているロッドですが、18gのジグやスプーンが一番気持ち良く振れるロッドだと思います。
28gのジグとなると、ちょっとキャストにコツが必要かと・・・
キャストの仕方によっては折れそうな感じもあるので、28g程度の重量をフルキャストするには気を使います。
それでも1mほどの垂らしを取ってルアーを後方に振りかぶり、ロッドにルアーの重量をしっかりと乗せてキャストできれば気持ち良くルアーが飛んでいきます。
以上、ダイワ(Daiwa) ロッド モアザンブランジーノ AGS 97LMLのあくまでも個人的な感想ですが125gという軽さによって、間違いなく多くの恩恵は受けられるロッドだと思います。
ついでに他のロッドについても軽く触れておきます。
モアザン ブランジーノ AGS 97ML
97MLはルアー重量が35gまでとありますが、97LMLのベリーを強化させたファストテーパー(先調子)であり、その分97LMLよりは少し重いルアーを使えるという感じです。
モアザン ブランジーノ AGS 87LML アーバンサイドカスタム
87LMLはどちらかというと97MLを短くしたような感じでしょうか・・・
バットもベリーも結構強いと感じます。
というか97LML 97ML にはないX45が搭載されたからでしょうか?
そんな印象を受けます。
モアザン AGS 109MML
モアザンAGS109MMLはルアー重量50gとありますが個人的には、28gのジグを気持ち良くフルキャストできるといった印象です。
レギュラーテーパーなので全体でしなるというか柔らかく感じると思います。
50gはキャストしたことはなく、40gのジグをキャストした経験からいうと、これくらいで限度ではないかという印象です。
モアザン ブランジーノ AGS 115MH
115MHは、さすがに長くなると自重が205gといえども重く感じてしまいます。
その分28gから40gまで気持ち良く振れちゃいます。
本当にカッ飛んでいくという表現が正しいと感じます。
先程のX45以外にもバット部分に3DXという仕様が加わり、本当にバット部分は強靭です。
でも、ティップ側はしなやかな作りとなっているため硬いロングロッドと違って、ショートバイトを弾かないような設計になっていると感じます。
サケ釣りで使ったことがありますが、ラインが切れない限り余裕を持って対峙できます。
スレ掛かりなどでは自分の腕が先に悲鳴あげますね(笑)
ロッドに重みを感じてキャストするというよりは、ロッドそのものが勝手にルアーを弾き飛ばしてくれるというくらい、曲げからの反発力はすごいと感じます。
こんな感じで自分なりの感想をまとめてみました。
一つ言えるのは、モアザンシリーズはルアーウエイトの上限は、本当の上限だということでしょうか。
他メーカーの表記よりは柔らかいです。
ジグで例えてみるなら28gメインなら上限35g以上。
20gくらいがメインなら28g以上。
というように、余裕を持った選択をすることが失敗のない買い物になると思います。
なんせ高価な買い物なので失敗するわけにはいきませんもんね。
南十勝のようなカケ上がり重視の急深サーフは97シリーズで問題ありませんが、日本海や釧路管内の遠浅サーフでは少し物足りないかもしれません。
でも、上限のルアーを使ってラインシステムを工夫することで、対応できるとも思います。