こんばんは。ヨシヒコです。
野球の世界大会、プレミア12は日本が優勝という形で幕を閉じました。
どんな記事が掲載されてるのか、Yahooのトピックスを見ていたら、確かにそうかもしれないなと思う記事がありました。
その内容とは、外国人選手が打った打球を日本選手がファインプレーしてアウトになったにもかかわらず、打った外国人選手は、ファインプレーをした日本選手を称賛していたという話。
おそらく日本選手だったらガッカリするような場面なのに、外国人選手はファインプレーで打ち取られたとしても、相手のファインプレーに敬意を払う。
日本人選手にはない光景だなと思いながら、これが本当のスポーツマンシップなのかもしれないと考えさせられました。
勝利至上主義という考え方がまだまだ抜けない日本のスポーツ界。
もちろん、日の丸を背負って戦うのだから「勝ち」を求められるのは重々承知してる。
でもこれが、子どもたちの世界でも同じかと言われると違う。
メジャーなんかでは、大差がついているのに盗塁をしたりバントをしたり、攻撃の手を緩めない行為は暗黙のルールで禁止されてる。
でも、日本の野球はどうか???
高校野球では、30対0???
ラグビーの試合結果かと思われるようなスコアを見ることがある。
塁上でのガッツポーズなど、外国人選手はするのかな???
相手をリスペクトして闘っているなら、そんなことはできないよな・・・
と思ったり。。。
ラグビー・ワールドカップでも話題になっていた「敗者の姿」もそうで、負けた選手も堂々としてる。
でも、日本のスポーツはどうか???
特に高校野球なんかでは、負けた後にグラウンドで動けなくなり、涙を流しながら悔しさを表現する選手を目の当たりにする。
「勝利至上主義」がもたらす影響だからか?
「勝利」のために耐えてきたことが報われなかったからなのか?
賛否はあるだろうけど、これが「燃え尽き症候群」の一番の原因だと思う。
極限まで精神的に追い詰められてる結果がそうさせるのかもしれない。
まだ10代!
これから活躍が見込まれる、または成長が見込める選手を、「やりきった」と思わせてしまうのは非常にもったいないこと。
本当に好きなスポーツなら続けるかもしれないけど、最終的に「楽しさ」を奪ってしまえば、その競技を続ける人口は減る。
それが今の野球界の問題だと個人的には思ってる。
高校野球がなぜ注目されるのか???
NHKや朝日新聞が手を組んで、そこに高野連も加わって、「涙」ありの感動を演出してるように思えてならない。
そうかと思えば、事件を起こした犯人が甲子園出身の選手だったら、事件が大きく伝えられたり、部長や監督の問題もそう、部員のイジメや喫煙・飲酒の問題なども、他のスポーツに比べて大きく取り上げられる傾向にある。
「野球部なんだから・・・」
こんな言葉もよく聞くけど、他の生徒と同じ高校生でしょ?
これもメディアに仕込まれてると個人的に思うところ。
でも、時代とともに野球だけが注目されるスポーツではなくなってきた。
親の世代が「野球」だったり、テレビ中継もスポーツと言えば「野球」みたいな時代が過去にはあったけど、今は他のスポーツも注目されるようになってきましたよね。
他のスポーツから学びながら「野球」という日本の競技の素晴らしさを継承しつつ、世界共通の「ベースボール」に近づいていくことを期待したいです。
課題だらけの「野球」というスポーツは、上層部に大きな壁があるだけに改革が難しい。
どんな競技も同じかな???
まだ戦時中の考え方から抜け出せないような人が役員とか、もう終わってるよ。
選挙のように選ばれるわけじゃなく、「NO」という人は消されていくからね。
世の中の仕組みといえばそれまでか・・・。
ただ一つだけ言いたいことは、「涙」で終わる野球よりも、「清々しい気持ちでお互いを称え合って」終わる「高校野球」になってもらいたいなと思います。