どうも、ヨシヒコです。
中央銀行が発行する銀行券、日本でいう「円」というお金。
法定通貨として国の経済をコントロールする仕組みができたのが1800年代。
イギリスが最初。
その後、アメリカと日本がイギリスを真似する形で中央銀行制度を導入し、1900年代には中央銀行を設置していた国は18ヶ国ほどになります。
1960年には50ヶ国。
現在の2000年代に入ってからは、ほとんどの国で中央銀行を設置しています。
今の世の中の仕組みは、まだ100年ほどしか経過してない。
もっと以前から当たり前のようにあった制度ではなく、本当に最近できたもの。
今はキャッシュレス決済が話題になってるけど、過去の歴史から考えると数十年で現金が消えても不思議ではないなと考えられる。
資本主義社会は格差が存在するのは当然。
世界経済を見渡すと、上位1%の富裕層が世界全体の富の48%を所有している計算になるみたいですね。
グラフでそれを表すと、上位80人と下位35億人の所得がほぼ同じ。
この格差って単純にヤバい。。。
これはどうすることもできないのか???
経済を循環させる仕組み発展させる仕組みを取り入れて、新たな経済を創り出す人が出てきてる。
経済システムは時間が経つほど、特定の人に富が集まる仕組み。
その富が集中しだすと、新しい経済システムを創り出そうとする人が出てくる。
あとは、その経済システムを利用する人々の不満が無ければ続くし、そうじゃ無ければ離れていく。
SNSもそうだし、楽天やAmazonも同じ。
SNSは直接的な金銭のやり取りはないけど、いいねやリツイート、チャットやシェアなど、人の欲求を満たす機能があるので、よくできた経済システムのひとつ。
人が人を呼び、規模の拡大が見込める経済圏。
YouTuber(ユーチューバー)やInstagrammer(インスタグラマー)と言われる人たちが存在して経済に影響を与えている。
今後も発展し続ける世界だと思う。
経済が人間の脳と密接に関わり合っているってことも不思議で面白い。
人間の脳は退屈しやすく飽きやすい性質があるみたい。
だから、予測ができないリスクのある環境で得た報酬には、より多くの快楽を感じるというのが研究によって明らかにされている。
悪い方で考えると、ギャンブル依存症がこれ。
人間の脳は、周囲との比較によって幸や不幸を感じたり優劣をつける生き物なので、他人と比較する基準があったほうが刺激や快楽を感じやすい。
集団の中で他人より優位な立場にあると満足を得やすく、反対に不利な立場にあると不幸を感じやすい。
他人と比較して優位な立場になりたいという欲望が人間を努力させるから、集団が皆同じ考えになれば全体が発展していく。
まさに、人間の脳による判断が世の中を動かす元になっているし、国に都合よく使われてるとも言えるのかな?
評価の対価がお金の場合もあれば、人から評価されることで満たされることもある。
資本主義経済はお金だけど、人から評価される評価経済なんてものも出てきた。
現在の法定通貨は、「金」と結びつけて価値を決めていたけど、今は「国の信用」のみ。
円やドルやユーロのこと。
国が発行して、国の信用が銀行券の価値を決める。
しかし、新しいテクノロジーによって、ビットコインやアルトコインなどのトークンというものが出現。
それによって、新たな経済圏が作り出されるようになってきた。
資本主義の限界がきたのか?
お金をお金で増やす仕組みによって、現在世の中に流通しているお金の9割が株やFXなどの資産経済で回っていて、本来の消費活動である食品や衣料などの生活に使われてるお金は1割にも満たないと言われてる。
消費経済よりも資産経済が、お金の流れを作ってる。
これには驚くばかり。
でも、資産経済の割合が大きくなると、お金が滞留し始める。
そして、現在は投資先の方が少なくなっているせいで動かないお金が多くなり、相対的にお金の価値そのものが下がり続けている。
だから逆に、お金では買えない信用や個性などの価値が相対的に上がってきてる。
キンコン西野さんの書籍などにも書いてあるけど、信用があればお金を作り出すことができるって意味も、世の中が少しずつ変化してることを伝えてくれてる。
お金にはならないけど価値があるものがある。
資本主義の世界で価値があるものと、世の中の人が感じる価値の間に大きな隔たりがあるから違和感を感じるけど、価値の保存・交換・測定がずっとお金だったものが、お金である必要もなくなってきてる。
影響力を左右するSNSのフォロワーなんかがそうで、貯金がいくらあるかよりも、いつでも影響力を元にマネタイズできるフォロワー数の方が、重要だって思ってる人もいる。
ユーチューバーやインスタグラマーはまさしくそれ。
お金そのものよりも、フォロワー数の方が価値が高いし大切なものになる。
インターネットの普及によって、価値の保存がお金以外にも持てるようになった。
それが、資本の重視よりも信用の重視。
資本を最大化させることを優先するのではなく、信用や価値を最大化させる信用経済、価値主義の世界。
確かにお金がないと生活していくことはできないから、お金を貯めようとする。
でも、AIなどのテクノロジーが進化していくと、労働の価値は減っていくのは明らかで、多くの人が失業してしまう世界が来てしまうかもしれない。
そんな中、ベーシックインカムと言って、生活に必要最低限のお金を国民全員に支給する仕組みが考えられている。
それが進んでくると、自分が所属したい経済を選択することだって可能になる。
今の資本主義社会ではお金が第一優先であって、生活するためには稼ぐ必要がある。
でも、ベーシックインカムが導入されたら自分で経済圏を選択して、そこで使われるトークンのやり取りが行われるとしたら。
他国の通貨があるように、その経済圏ごとにトークンと言われるモノが通貨に似た役割を果たしたとしたら。
今はまだ現実味を感じないけど、過去の常識は時代と共に塗り替えられていく。
おじいちゃん、おばあちゃん方の時代は、生活を豊かにするために必死に働いたし、娯楽も今のようには無かった。
今は生活が豊かになり、余暇をどのように過ごすかを重視する人が増えている。
インターネットの存在もゲームもそう。
昔の人からしたら、考えられないようなことが遊びになってるし、生活の一部となってることは多い。
豊かになりすぎて出世に興味がない若者が増えてきたし、高級車や高級腕時計などにも興味がない人も多い。
若い世代が経済を作り変えていくことを考えると、需要と供給は変わってくるから、今までの常識も価値観も全てが変わってくる。
それに順応した生き方があるし、選択も必要になってくるな〜って考えると、いろんなことに柔軟に反応できるようになることや、今までの常識と言われてきたことを疑ってみることも必要な時代。
それが「令和」という時代なんじゃないかって、僕は勝手に思っている。