どうも、ヨシヒコです。
小さい頃は知識がなく、グラスは安くてカーボンは高価なロッド。
そんな印象しか持っていなかったけど、素材によって特性があることに気がついたのが大人になってから・・・
特に高価なロッドを手にするようになってから、ボロンという存在を知ったくらい。。。
最近釣りを始めた釣友がいて、
「えっ?」
って思うことが多々あったんだけど、経験から言えば当然のこと。
逆に自分も十数年やっているのに、未だに知らないことが多すぎて恥ずかしい。。。
そこで、自分なりに理解を深めたいと思ってまとめてみました。
カーボンロッド
カーボンと言われる繊維を編み込んだロッドのことで、振動の伝達性に優れ、感度を上げやすいのが特徴です。
ダイワが世界初、カーボン素材でフレームを作ったAGSガイドは有名ですね。
カーボンは製造工程によって、高弾性カーボンと低弾性カーボンに分けられます。
高弾性カーボン
軽い
反発力が強い
感度が良い
折れやすい
低弾性カーボン
重い
粘りがある
良く曲がる
折れずらい
これらの特性を調節してメーカーは目指すロッドを作り上げていくんですね。
最近折ってしまった僕の経験からいうと高弾性カーボンは許容範囲の力を一瞬でも越えると折れやすいのかなと。。。
ただ下手くそなだけなんですが・・・(汗)
グラスロッド
ガラス繊維を使って作られたロッドのことで、素材は重いけど粘りが強く、良く曲がるので折れづらい特性があります。
僕の小さい頃は「安いロッド」なんて勝手に決め込んでいたけど、最近では「鱒の森」や「ノースアングラーズ」などの雑誌で再度注目されているような気がします。
これも先入観の悪いところかもしれませんね。
バンブーロッド
竹から作られたロッドです。
高級品が多いという感じでしょうか。
ほとんどがハンドメイドのロッドだと思っているので、ほとんど見かけることはありません。
ボロンロッド
ボロンとはタングステンにホウ素を蒸着させたもので、もともと硬くて重い金属繊維の素材です。
でも、カーボンに混ぜると金属的な張りが出て感度も良くなると言われています。
主にカーボンの補強材として使われるのがボロンという認識で問題ないと思います。
多く使うほど、グラスとは違う粘りが出るものの、今は軽量ロッドが当たり前の時代なので重量とのバランスをどのように設定するかは製作する側のコンセプト次第なんだろうと思います。
基準としては「ボロン」の占有率が5%を超えていたら
「ボロンロッド」
と認められているようです。
僕も最初は全体的に「ボロン」で作られたロッドなんだ〜
なんて思っていましたが、全然違いました(汗)。
ロッドが重くなる素材であっても、わずか5%以上の占有率でボロンと名乗れるので、ほとんどが軽量なカーボン素材でできているロッドです。
しかも、ボロン素材によって肉薄でも十分な強度を保つことができるのも特徴です。
基本的な作りとして、ティップからベリーにかけては高弾性のカーボン素材で感度を重視して、バット部分にカーボンとボロンをコンポジット(合成)して強度と粘りを出す!
というのが一般的なようです。
このように高価なボロンロッドですが、最近は高価なボロンを使わなくてもカーボンの研究開発が進んで、それに近い素材が作り出せているようです。
個人的にはバット部分が棒のようなイメージのボロンだけど、負荷がかかった時は硬さがありつつも粘るという感じでしょうか。
幅広いルアーウエイトをキャストすることができるし、パリッとしたブランクスが持つ特性によって軽いものから重いものまでキャストアキュラシー(正確にルアーをコントロールする制度)が高い。
これだけで完全に僕は、ボロンのロッドに魅せられています!