どうも、ヨシヒコです。
夏の甲子園をかけて繰り広げられている全国の高校野球大会。
十勝支部から4校出場している北北海道大会は帯広柏葉と帯広工業高校が初戦敗退。
残るは帯広大谷と白樺学園。
帯広大谷は初戦突破し、白樺学園も続くと思われていただけに本当に残念な結果でした。
春先に練習試合で審判も務めていたカードだったので、お互いの力の差はほとんどなく、どちらが勝ってもおかしくない。
スコアはこんな感じでした。
これだけで見ていくと、旭川大学がうまいゲーム展開をしたな〜という印象です。
誰もが欲しい先取点。
3回には白樺学園が逆転に成功。
しかし、すぐ逆転を許してしまう。。。
ここで同点か逆転を再度しなければ正直メンタルがキツくなってくる。
5回終了後のグラウンド整備に入るまでに、ある程度の形で折り返さないと精神的にも追い詰められていく。
残念なことに5回の裏に追加点を許し2対5。
6回にまずは1点以上をとってワンチャンスで同点まで追いつける差に持っていきたい状況。
お互い点が入らずに8回の裏、旭川大学が2点を追加して
2対7!
野球に奇跡は起きるけど、確率からいえば本当に奇跡なわけで・・・
本当に残念な結果でした。
昨年の夏は滝川西対白樺学園の決勝戦を観戦し、旭川スタルヒン球場で僕自身が涙しました。
選手、監督として同じステージで戦っていたことがありましたが、やっている方はただただ勝つために一生懸命なんです。
スタンドで応援する立場を経験し、こんなに感動するもんなんだなと思い、応援してくださる方々、保護者の気持ちというのを初めて知る経験をしました。
今年も準決勝と決勝は応援に行こうと思っていましたが、残念ながら来年に持ち越しです。
まだまだ良い選手が残っている白樺学園なので、また秋の大会に向けて再スタートするはずです。
しばらく北北海道地区から選抜甲子園には出場していません。
白樺学園高校の部長さんは、鵡川高校で主将、4番として選抜甲子園に出場しています。
しかも、初めて全国制覇をした駒大苫小牧高校が、前年度の新人戦で勝つことができなかったのが鵡川高校なんですよね。
僕も親しくさせてもらっている仲なので、是非とも選手たちを導いて欲しいと思います。
ところで話は変わりますが、昨今は勝とうとすることがダメなように捉えられる部分があります。
でも、僕としては選手生命を奪わない限り、勝ちにこだわることは大切だと思っています。
勝とうとするから頭を使うし、自ら積極的に行動ができる。
最初から負けて良いなんて気持ちで取り組むことに意味はあるのかな?
楽しいと思って最初はなんでもスタートする。
でもいずれ楽しくないと思えばやめるし、上手くいかないから悔しさを覚えて一生懸命に練習する。
などなど、ここに最初から負けても良いから・・・
なんて諦めた態度で取り組んでも何一つ得られるものはないと思うし、見てる側にとっても感動の一つもない。
まぁ、親くらいは子供がなんかやってれば感動するのかな。
極端な例かもしれないけど、この資本主義社会は優劣がつけられる。
社会に出れば常に競争の世界。
会社も人も生き残っていかなくてはならない。
「生きる力を育む教育」
子供の成長に必要な「困難」を保護者が口出しして解決してしまう例が後を絶たない。
果たして子供はどこで成長するための経験をさせてもらえるのか?
大人になってから経験したところで時すでに遅し。
寮生活で団体生活を送り、自分の好きな野球に仲間と没頭し、勝つために選ばれるために競争もする。
白樺学園は本当に素晴らしい環境で野球をやっているな〜と、いつもいつも感心させられます。
そうやって、強く優しい人間が育っていく。
上っ面だけ優しい人はたくさんいるけど、本当の優しさは強さがある人にしか備わっていないと僕は思っています!