ヤマガブランクスのベイトロッド!バリスティック&アーリー共に93の違いやインプレ

ロッド

どうも、ヨシヒコです。

昨年からのシーズンは気づいてみたら海と湖しか行ってない。
というのも、時間的な余裕がなく、釣行するなら海か湖で川に行く時間があるなら違う予定に回してしまう。

みたいな流れです。

限りある休日をどう過ごすか?
自分の休日しか楽しめない趣味を持つと、誰もが頭を悩ませることだと思います。

多趣味の自分としては線引きが大切。

フィッシングばかりだとキャンプもバイクも狩猟も?
家や敷地の掃除やメンテナンス、家庭菜園などなど、時間があればやりたいことはある。
自分が自由に使える時間の方が余裕なし(笑)

と言いながら、飲み過ぎ体調不良で回復時間に使われることも・・・

ということで、どうでもいい話からのスタートですが、最近はロングロッドを使うフィッシングしかやってないということです。

気づけばバリスティックとアーリーの共に93を持ち歩きながらの釣行ばかり。

そんななか、前回の釣行が終わってから念入りに愛用中のバリスティックを手入れしていると、ティップセクションに螺旋状の割れを発見!

1つのガイドを挟んで上下にも繋がってる感じ。

ロッド本体に影響はなくコーティングの割れだけなら良いんですけどね。

気がついたのが前回の釣行後ということで、いつからかは分からない。

ただ、ベイトタックルで遠投するとなると頭上で回すようなキャストになるため、基本的にジョイント部分はズレます。

これを時々まっすぐに直して差し込み確認。
ロッドの扱いも余裕をもったウエイトの選択やキャスト時の垂らしの長さ調整など、自分なりに神経を使ってる部分です。

がしかし・・・
個人的にガッカリ。
これ以上神経を使わないといけないならスペック的に厳しいのかな?

28g35gのジグをメインに使っていますが、ルアーウエイトの上限は42g。
一応範囲内なんですけどね。

購入したのが2023年5月。
発覚したのが2025年10月。
保証期間は2年なので5ヶ月過ぎてるし・・・

メーカーとのやり取りでは修理が可能な場合もあるけど、心配が残る場合は穂先側の購入を勧めてるとのこと。

仕方なくというかとりあえず穂先側を注文。
24,000円くらいの出費(汗)。

購入店ではなくてもフィッシュランドなどの取扱店で注文できるし修理対応も可能だとメーカーからも返信いただいてます。

ただ、注文して1ヶ月経ってもこない。
週末のイベントに間に合うかなと思ったけど待つしかないですね。

というわけで、今週末のイベントは久々にアーリー93の出番。

そういえばバリスティックと比較して、どんな違いがあるロッドだったかな〜
というのが気になりだして、自分なりに調べたことや感じたことをまとめておこうと思います。

「BallistickBait93M NANO」はヤマガブランクスのロッドを購入した4本目。

他の3本をまとめた記事も過去にありました。
ヤマガブランクスのベイトモデル比較!バリスティック103MHとアーリー93MH・105MMH

「NANOブランク」の特性による「弾きにくいティップ」というコンセプトがEARLYとの違いのようで、高弾性カーボンによる「掛け重視」のセッティング。

「EARLY93MH/Bait for Rock」とスペックは似たり寄ったりなのでまとめてみます。

「Ballistick Bait 93M NANO」
【スペック詳細】
Lure: 8~42g
Line: PE 1~2
■全長:2830mm ■仕舞寸法:1445mm ■自重:159g
■継数:2pcs(印籠継) ■カーボン:99.8%
■ガイド:SiC-SチタンフレームKガイド仕様(Fuji)
■リールシート:ACS17(Fuji)
■グリップ寸法:a.353mm / b.469mm
※a.リール装着時のフット位置からグリップエンドまでの長さ / b.ハンドル全長

「EARLY 93MH/Bait for Rock」
【スペック詳細】
Lure: 10~50g
Line: PE 1.2~2.5
■全長:2815mm ■仕舞寸法:1445mm ■自重:149g
■継数:2pcs(逆並継) ■カーボン:93.5%
■ガイド:SiC-SステンフレームKガイド仕様(Fuji)
■リールシート:DPS18(Fuji)
■グリップ寸法:a.420mm / b.525mm
※a.リール装着時のフット位置からグリップエンドまでの長さ / b.ハンドル全長

BallistickBait93M/NANO」の方がカーボン含有率が高くて本体は重いけど、ルアーウエイトの上限は42gのアクションがM。

EARLY93MH/Bait for Rock」は本体が軽いけどルアーウエイトの上限が50gでアクションがMH。

スペックだけで比較するとEarly93の方が上なんだけど、ヤマガブランクスさんのHP内にあるベンディングカーブの画像を見ると???

引用元のURLです。

こう見ると明らかに「BallistickBait93M」の方が硬くて強いロッドに見えてしまうのですが、MH表記のEARLY93の方が柔らかい???

モノづくりの奥深さってこういうところなのかなって思います。

Ballistick93とEARLY93の写真比較をしてみます。

左側が「アーリー」
右側が「バリスティック」

ガイドの数がアーリーの方が一つ多くなっていますが、先ほどのベンディングカーブの写真を見てのとおり、曲がるロッド故のセッティングなのかなと思います。

また、同じレングスでもグリップの長さが違う。

上がアーリーで下がバリスティックなんですが、見た目の太さも違いますね。
カーボンの含有率が高い下のバリスティックの方が細い。
(アーリーとの比較において)

ちょっとした違いですが、使ってみたら全然違います。
振りかぶった時の溜めが自然とできる柔らかいアーリー。

対して高弾性カーボンの恩恵を受けるバリスティックはしっかりと曲げてキャストする必要があります。

ダブルハンドは両手の間隔が短くなるほど、キャスト時の振り抜く際の押し手引き手の間隔が短くなるので、バリスティックの場合は早いスイングが可能になります。
(テコの原理のように間隔が長いと力は小さくて済みますが)

「EARLY93MH/Bait for Rock」は曲がるのでモチッとした感じが印象的です。
使えるルアーウエイトの幅もあるし、キャストもクセがなく気持ち良い。

ロックフィッシュ用とはなっていますが、勿体無いカテゴリー分けですね(汗)。
普通にシーバス用のロッドとして発売したらもっと売れるのでは?
というコメントを色んなところで見かけます。

キャストは勝手に後方でしっかりと曲がってくれるので、ベリーからバットにかけて溜めた分を押し出すだけ。
ロッドが勝手に仕事をしてくれて、バックラッシュが起きづらい設計になってます。

「93MH」という表記ですが個人的には「93M」「93MML」「93ML」という感じです。
バットが硬いという印象はなく柔らかいロッド。

対して「93M」のバリスティックの方が硬くて曲がらない?
そんな印象です。

ベンディングカーブの写真を見てもらえたら伝わると思いますが、ルアーウエイトの上限はロッドの硬さで決まるものではないということが分かりますね。

クセのないEARLY93MH。
フラッグシップで硬い高弾性カーボンのロッドという印象のBallistick93M。

タフなロッドとしては柔よく剛を制すEARLY93MHなのかなぁと今回のスパイラル状に割れが発生してしまったBallistick93Mを見ながら、そんな感想を持ったところでございます。

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