どうも、ヨシヒコです。
昨日の続きですね。
メインラインはナイロン?PE?ショックリーダーはフロロカーボン?それぞれの組み合わせを考察!
なぜ「フロロカーボン」のショックリーダーを使おうか迷ってるのか?
という内容です。
まず、比重の関係で沈みやすい「フロロカーボン」をメインラインにする選択は最初から無い。
河川でどうしてもルアーが浮きすぎてしまう!
という悩みが出たら考えますが、根がかりの方が気になります(汗)。
逆にレンジを下げたいと思うなら「フロロカーボン」が利点となりますし、どのシチュエーションで何を求めるかによって「ナイロン」と「フロロカーボン」は使い分けることもできますね。
でも、ショックリーダーとして使うなら「フロロカーボン」の利点を取り入れたい!
って思ったので、「ナイロン」と「フロロカーボン」の比較をして、メリット・デメリットをまとめてみます。
・ナイロンの特徴
しなやかなので結んだりすることも含め扱いやすい。
伸びがある。
比重が軽い。
水を吸収しやすい。
紫外線により劣化する。
・フロロカーボンの特徴
硬くて張りがある。
ナイロンと同じ強度では太くなる。
ナイロンより伸びは少ない。
ナイロンより比重が重い。
水をあまり吸収しない。
紫外線による劣化はナイロンより圧倒的に少ない。
(こちらのサイトを見て愕然としました。)
ナイロンと比較して水中で見えづらい。
「比重」に関してですが、水の比重を1.0として
ナイロン 1.14
フロロカーボン 1.78
PE 0.97
という結果です。
フロロカーボンは圧倒的に沈みますしPEは浮きます。
「耐摩耗性」に関しては比較してませんが、両素材とも遜色ない性能らしいです。
先入観で「フロロカーボンは根ズレに強い」と記憶してましたが、今となっては「耐摩耗性」で使い分ける必要はほぼ無いくらい「ナイロン」の性能が向上してるようです。
なので、上記の特徴を踏まえて、どう使い分けるか?
僕が今回一番に注目したのが、
「フロロカーボンは水中で見えづらい」
という部分。
「吸水率」
ナイロン 8〜10%
フロロカーボン ほぼない。
とも関係します。
「ナイロン」は
- 水を吸う。
- だから白濁する。
- 強力も落ちて魚から見えやすくなる。
コレに対して「フロロカーボン」は逆という利点があるのでは?
ということを調べた結果のブログです(汗)。
プロアングラーのオヌマンこと、小沼正弥さんのYouTubeだったかな?
なんかの映像で見たんだけど、
「ショックリーダーはフロロ一択!」
ってコメントが印象に残ってます。
フィッシングショーかなんかで、水中に「ナイロン」と「フロロカーボン」のラインを入れて、魚がどのように泳ぐか実験したとか・・・。
「ナイロン」は魚が避けていくとか・・・。
ウロ覚えですが、そんな内容だったと記憶してます。
その頃は特に「ナイロン」のショックリーダーが釣れないと思ったこともないし、扱いやすい「ナイロン」で良いと思って気にしてなかったんですけど、釣果を得られない日々が続くと色んなことを考えます。
ターゲットに近づくためにはルアーに結ばれてるラインを少しでも警戒されたくない。
そう思って調べてみると、ちょっと驚く結果でしたね。
専門的というか小中学校の理科で習ったような用語なんですが、「光の屈折率」が関係してます。
まず、空気と水では光の進む速度が違う。
だから屈折するわけですね。
空気中の屈折率を約1.0とした場合、水中は約1.33。
水中の屈折率に近いモノは水中で見えづらいということなので、素材による屈折率を見てみると
ナイロンの1.58
よりも
フロロカーボンの1.42
の方が水中の1.33に近いから、ナイロンよりフロロカーボンの方が見えづらい。
ということになります。
実際に実験してるブログなども拝見しましたが、これは間違いありません!
ちょっと気になるところは
「新品のラインだったら」
ということですよね。
リーダーに傷がついてくると白っぽくなるし、あくまでも「新品時」の比較なので使用状況によって大きく変わります。
でも、「新品時」に限ってはアドバンテージがある!
ということは言えそうです。
朝イチのゴールデンタイムで威力を発揮するかも?
って、自分に都合よく解釈してみる。
これも、モチベーションを保ち続けるには大切なファクターではないでしょうか。
最後に、僕がメインで使ってるジグのトンデン。
スローで巻きたいところでは頭が上がって尻下がり。
スプーンにも共通しますが、ゆっくり巻くほどルアーの姿勢は前が上がって後ろは下がります。
この姿勢を少しでも水面と平行に保つには、少しくらい沈んでくれる「フロロカーボン」の方が都合がいいかも?
と思ったりもしています。
まずは試してみないと分からないので、今シーズンは積極的にフロロカーボンのショックリーダーを淡水では使っていこうかなと思っています。