どうも、ベイトタックル初心者の域を脱しようとしてるヨシヒコです。
使うほどに楽しくて奥が深いベイトタックルは、知れば知るほど今までの謎が解けてスッキリ!
てなわけで、スピニングしか使わないアングラーさんにとって、無駄にならない内容にしたいと思います。
まず、スピニングリールを選択する場合って、
・大きさ
・ギヤ比
・糸巻量
くらいを考えて、あとは財布との相談。。。
僕はそんな感じだったんですが、ベイトリールはちょっと違う。
使用するルアーのウエイトや形状、求める飛距離を考えて、バックラッシュというトラブルを避けるためのブレーキシステムを選択する必要がある。
「このスピニングリール、飛距離出るわ−」
ってあんまり言わないですよね。
「このスピニングリール、軽いルアー飛ばないわー」
も言わないですよね。
28gのジグを遠投して、その後7gのスプーンをキャストするからといって設定を変えるなんてしない。
だけど、ベイトリールの場合は違う。
ブレーキシステムや設定によって、飛距離にとアキュラシーに大きな違いが出てくる!
ベイトリールの場合はラインが引っ張られ、スプールが回転することによってラインが放出される仕組みなので、ルアーの重みやキャスト時のスイングスピードで負荷がまるっきり変わってきます。
空気抵抗の多いミノーなのか?
それとも空中で影響が少ない鉄板系のジグなのか?
風向きによっても変わってきますよね。
また、求める飛距離によってロッドを振る力加減も変わってきます。
後ろで曲げた反発を利用して前に押し出す!
これがベイトロッドを使ったキャストの基本なので、ロッドの曲げ具合や前へ押し出すタイミングによって、ラインの放出する速さや強弱が変わります。
スピニングでは問題ない押し出すだけのキャストは、ベイトタックルだとバックラッシュを頻発させてしまいます。
あくまでも、ロッドを後ろに煽って溜めた力を反発力にして、前方へラインを放出するようにキャストしないとバックラッシュに繋がります。
ロッドの反発とリールから放出されるラインの量が噛み合わないと、バックラッシュになってしまうということです。
つまり、ラインを放出するスプールの回転と実際に放出されるラインのスピードにアンバランスが生まれることでバックラッシュが起きてしまいます。
バックラッシュが起きてしまう原理は、キャスト後にスプールが勢いよく回ってラインを放出するんだけど、その回転よりもラインの放出が少ないことにより、前回転でラインを巻き込んでしまう状態のことです。
逆に、バックラッシュが起きないようにするには、スプールから放出されるラインを制御できればいいだけなんですが、そのブレーキが強すぎては飛距離が出ませんよね?
まして、軽量ルアーをキャストすることが難しくなります。
なので、キャストした瞬間の急激にスピードが増すところで程よくブレーキをかけて、徐々に失速していくところではブレーキを弱める。
これを制御するために、各社が考えたブレーキシステムがあるわけです。
僕はダイワとアブ・ガルシアのリールしか持っていないので他のメーカーはよく分かりませんが、最初に購入したアブ・ガルシアのリールはマグネットブレーキのレボLTZ。
その次がレボロケットで、マグネットブレーキと遠心ブレーキの併用タイプを使っていました。
僕のキャストが下手な理由もありますが、最初はバックラッシュの連発。
ベイトタックルを初めて使う自分にとって、ここで諦めてたら今はないですね。
キャストのコツをYouTubeで勉強して、実践で試すという繰り返し。
ベイトロッドのキャスティングは先ほども説明したように、基本的には後ろで曲げたロッドの反発力を利用してキャストするので、ルアーの重みで曲げたロッドを前へ押し出す!
スピニングも後ろで曲げるという基本は同じなんだけど、ロッドの握り方が違うのでリストの可動域も変わってくる。
その影響なのか、ベイトロッドは力が入りづらいような気がするので、スピニングよりも少し強めに振りかぶり、後ろで溜めを作ってから前に押し出してキャストする。
感覚的にはロッドの先端だけ後ろに振りかぶるのではなく、ロッドもリールも後ろに引いて、キャスト時にはロッドもリールも前に押し出すという感じかな。。。
それができるようになってから、遠投とともにバックラッシュも激減したという僕なりの感覚です。
とはいえ、リールの恩恵もある。
この時代なんだから、もっと楽に使えるベイトリールくらい技術で作れるだろ!
って思って調べていたら、なんだかSV(ストレスフリーバーサタイル)の冠を背負ったリールがダイワから発売されていたんだよね。。。
YouTubeを観たりして驚いたのは、着水時のサミングが必要ないくらい制御されてるってこと。
しかも2万円くらいで買えてしまう。
それは自然と買っちゃうよね。
で、使ってみたの。
本当にサミングが必要ないくらい、しっかりと制御されてる。
それが、20タトゥーラ SV TWだったんだけど、本当に驚いた。
ベイトタックルの初心者でお金をかけないで始めたいと思ってるなら、間違いなくリールはこれじゃないかな?
ちなみに、ダイワのブレーキシステムはマグフォースシリーズのマグネットブレーキが主流だったんだけど、近年のSV(ストレスフリー・バーサタイル)や軽量ルアーを扱うフィネスのリールには、同じマグネットブレーキでもエアブレーキシステムが採用されています。
エアブレーキシステムが採用されてるSVスプールは軽量なので、軽い力でもスプールの立ち上がりが良く、それでいて程よくブレーキが効いた状態を維持してくれるので、バックラッシュなどのトラブルが本当に少ない。
5gから20グラム程度まで快適に扱えるし、飛距離だってちゃんと出る!
でも後半の失速具合を考えると、あと数メートル飛距離が欲しいなら、マグフォースZのブレーキシステムかな?
でも、トラブルの少なさはSVシリーズであることは間違いないです。
それも無視して絶対的な飛距離が欲しいとなれば、HLC(ハイパー・ロング・キャスト)スプールの選択になってきますね。
エアブレーキシステムのSVシリーズは5gや7gの軽いルアーを快適にキャストできるけど、10gを超えるルアーの飛距離を求めるならマグフォースZ!
マグフォースZよりも更に飛距離は出るけど、サミングが難しくなってピーキーさを感じるマグフォースZロングディスタンスチューンのHLCシリーズ!
という感じなので、とにかくバックラッシュなどのトラブルを回避して、それなりの飛距離を求めるならSVシリーズの一択ですね!
ある程度ベイトタックルを使ってきて、使うルアーも軽量でなければ飛距離を無駄にしないで使いこなせるならマグフォーズZかな。
ちなみに、マグフォースZロングディスタンスチューンのHLCシリーズは、本当に遠投を必要とするシーンだけに特化した感じです。
遠投時の最初に強めにブレーキを掛けて、後半はほぼノーブレーキなのでサミングは必要です。
中途半端なスイングをするとスプールにブレーキがかからず、バックラッシュの原因にもなってしまうので扱いがちょっと難しいかなという印象。
使うルアーやシチュエーションを考えて選択する必要がありますね。
僕は湖や本流河口域、サーフではマグフォースZロングディスタンスチューンのジリオンTWを使って、河川の本流・中流域でジリオンSVTWをSVじゃないマグフォースZのスプールと使い分ける感じでしょうか。
あとは短いロッドで軽量ルアーも使うのであれば、スプールの立ち上がりが良いタトゥーラSVTWかな。
20TATULA(タトゥーラ)SV TW ダイワのベイトリールを初めて購入!
ジリオンSVTWの互換スプール、RCS1012に変更したら飛距離アップ!
この辺の過去ブログにも書いてあるように、スプールの直径が
タトゥーラ SV TW 32mm
ジリオン SV TW 34mm
ジリオン TW HLC 36mm
なので、径が小さいほど軽いルアーをキャストする際にスプールの立ち上がりが良いし、大きいほど遠投に有利になってきますね。
あとはトータルで個々のアングラーがどう考えるか???
まだベイト初心者なので浅はかな知識ではありますが、ベイトタックルに興味を持つ人が増えたら良いな〜
なんて思ってるところです。
もう寒くなってきたので、そろそろ・・・
来春まで長いですね。